8月, 2012年
第2回座談会
2012-08-08
2012年8月1日(水)の午後7時より、本年度第2回パトリンクの座談会が行われました。
講師:元日田市長 大石昭忠氏
内容:JICAシニアボランティアによるアルゼンチンでの活動等について
日時:平成24年8月1日(水)19:00~21:00
場所:市民活動室 ポポロ
出席者:3団体8人
中南米における日本の移民政策の歴史や中南米の国々の国情などを、大きな世界地図を用いてわかりやすく説明いただきました。
大石氏が2年間赴任したアルゼンチンは、世界で8番目に大きな面積を持ち、人口は約4100万人。
ラテン系民族特有の陽気な人柄の国であり、またとても親日的な国であるそうです。
農業や畜産業が盛んで、また天然資源に恵まれてもいますが、現在経済はインフレ状況にあり、あまり芳しくはありませんが、ラテン系の国民性がそうさせるのか、のんきに構えている不思議な国であるとのこと。
大石氏はJICAシニアボランティア派遣制度により、専門的な知識やスキルを活かしてアルゼンチンの農作物や資源の貿易・流通の活性化事業に従事なさいました。
特に環境施策に造詣が深く、アルゼンチンでは沿岸のやっかいものとされている海藻を使ったバイオマス発電などにも挑戦したそうです。
残念ながらその事業はうまく軌道に乗らなかったとのことですが、資源を有効に活用するため、人脈を駆使し日本の著名な企業とのマッチングに尽力され、いくつかの商談も成功裏に導いたそうです。
講演のあとの質疑応答ではメンバーから活発な意見や質問が出ました。
その一つ一つに丁寧な回答をいただき、和気あいあいとしたとても楽しい座談会となりました。
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